全教一斉にをいがけデー代替行事報告

◆布教勉強会報告 小倉支部

 小倉支部では、9月9日の支部例会後に、全教一斉にをいがけデー代替行事として教区布教部長の中隈禎昌先生にお越しいただき、布教勉強会を14名の参加で開催しました。
 最初に福岡・山口教区での「にをいがけ」についてのアンケート結果等を参照して「なぜ、にをいがけに出られないのか」を説明され、8月27日の表統領先生の「これからの道の歩み」についてのお話を受けて、この時節でも、農村部では神名流しはしやすいし、都市部では教会の敷地内から路傍講演もできる、また路傍講演の内容も工夫すればよい!と、自身の体験をお話しされました。受講者は、あらためて、この時だからこそ自身にできる「にをいがけ・おたすけ」について考えてみる機会ができた!と、勇んで会場を後にしました。(報告 藤井義則)

◆にをいがけ・おたすけ講話 八幡西支部

 9月29日、貞元分教会において八幡西支部主催の「にをいがけ・おたすけ講話」を受講者16名で開催させていただきました。
 新型コロナウイルス感染症の影響で全教一斉にをいがけデーが中止となりましたが、この期間に何か、にをいがけ・おたすけの勉強をしてはということで、講師に福岡教区布教部長の中隈禎昌先生をお迎えし、講話を聴かせていただきました。
 先生は、このコロナ禍で、なかなかにをいがけに出にくい時こそ、まさに布教の準備運動、スキルアップ、伏せ込みの期間と捉えて、今できることを探してさせてもらう時だとおっしゃいました。一人ひとりが自覚して行動し、動かなければ何も生まれない、まいた種は、今ここで生えてこなくても、必ずどこかから生えてくる、そういうことを実際の事例を紹介しながらお話しいただきました。どなたでも簡単にできる絵カードを使った路傍講演の方法なども紹介されました。
(報告 雨野幸一郎)

◆ひのきしんでにをいがけ! 田川支部
 9月28日晴天の下、田川護国神社に教区長はじめ、教区ひのきしんの集い実行委員長である﨑田主事、田川支部教友、筑豊ブロック災害救援ひのきしん隊員の有志32名が集まり、草刈りひのきしんをつとめさせていただきました。
 本来ならば「全教一斉にをいがけデー」初日、にをいがけに励んでいるはずですが、今年はコロナウイルス感染症拡大に鑑みて中止となり、定例会さえまともに開けぬ状況です。
 打つ手が見つからない中のある日、ふと「災救隊の皆さんの活躍で、ひのきしんならば天理教の社会活動として定着している」「ひのきしんをすれば、神名をにをいがけできる」と思いつき、身近な所へメールで問い合わせてみましたが、梨のつぶてでした。諦めかけていたところ、福岡護国神社より返事のメールをいただきました。内容は、田川の阿部宮司様がコロナ禍の影響で草刈りが思うように進まず、困っておられるとのことでした。早速お会いし、急きょ「ひのきしんデー」開催となったのです。
 特に戦没者墓地の整備が滞っているそうで、墓地は一面背丈以上の草が生い茂り、足の踏み場もないほどでした。それでも災救隊員はじめ、ひのきしんに燃える人々の力はすごいもので、数時間後にはすっきり刈り取り、散髪したように見違えました。さわやかな秋の青空に、心地よい「にをいがけ」の汗を流させていただいたように思います。
 田川市は、かつて石炭産業で隆盛を極めた炭都。「黒ダイヤ」 に全国から人が集まり、繁栄とともに布教活動が定着し、現在の田川支部につながります。
 支部例会は持ち回りの教会でおつとめを勤め、当該教会長のお話、支部報告会、昼食をそろっていただくというものでした。考えてみれば、おつとめと食を共にしながら、密な「親交と信仰」を深めてきたのです。
 これから、治まりの日は必ずやって来るものと信じております。新たな時代は、今までのようにはいきませんが、発想を変えれば、今までにない工夫や伝え方が求められているのではと考えます。それでも、伝えるべきは「人さまのお役に立ちたい」「何か私にできることはないですか」という真実に変わりはありません。
 本日、久々に地域教友とともに、さわやかな汗を流し、ささやかなにをいがけの「ひのきしん」をさせていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
(報告 橋本利彦)