特別企画 一人ひとりのひのきしん 私にできるひのきしん③

個人・家族単位のひのきしん「ジョイアスデー」推進 久留米支部・宮ノ陣分教会

 久留米支部の宮ノ陣分教会(中隈禎昌会長)では、今年8月から月1回「ジョイアスデー」と銘打ったひのきしん活動を展開している。
 発案者の中隈百喜さん(同教会後継者)、百々代さん夫妻は「コロナ禍により、従来のように教会に大勢の人が集まり、長時間にわたって活動することが難しく、また、にをいがけ・おたすけ活動も困難な点が多く、思うような活動ができない状況が数カ月続いていました。このままでは、特に若年層の信仰意識が薄れていくのではないかと思い、こんな時だからこそ、人さまのたすかりを願い、信仰の喜びを感じ、ご恩報じをすべきではないかと考えたのが始まりです」と話す。
 そこで、この状況下でもできる活動はないかと思案し、他者との関わりの少ない「ひのきしん」に着目した。
 まず「多人数が集まることで感染リスクが高まる」という問題点をクリアするため、活動は各信者家庭でできるような内容を考慮するとともに、活動を通しておたすけ心を養ってもらうため「新型コロナウイルス流行の終息を願い、罹患された方の身上平癒を願う」ことを心に置いてもらえるよう促すことにした。
 各家庭での実施という点から、開催日を提示した上で、あえて開催時間は指定せず、おのおのに任せることとした。これにより、ようぼく・信者の主体性を重んじるとともに、時間の制約もなく活動に取り組みやすくなった。
 ひのきしん内容は、地域に貢献できるもの、ひのきしんを通してにをいがけの一助となるような活動を促している。実施に当たっては「感染対策を必ずした上で個人、各家族単位で行う」「活動を通して信仰の喜びをお子さん、お孫さんたちにお伝えいただく」「場所や時間は違っても、どこかで皆が同じようにひのきしんをしていることを感じ、喜び、共に実践する」の3項目を掲げるほか、開催日ごとのテーマも添え伝えている。9 月 27 日のジョイアスデーは「『親孝行、夫婦仲良く』を胸に、コロナの収まりと身上平癒を願ってひのきしんしましょう!」をテーマに取り組んだ。

ジョイアスデー開催日と参加者数
 第1回 8月30日 大人16名、少年会員30名
 第2回 9月27日 大人12名、少年会員30名
 第3回 10月25日 大人 15名、少年会員19名

ジョイアスデー参加者の声

▶約 1 時間ゴミ拾いをさせていただきました。私たちの様子を見て、自らゴミを拾って 持ってきてくださる方もいて「ご苦労さまです」とお声をかけてもらい、うれしい気持ちになりました。
▶近所の方に「偉いねー」と声をかけていただき、子供たちもその声に乗って、勇んでひのきしんをさせてもらいました! せっかくなので、来月からは天理教と分かるようにするか、パンフレットなどを持って、声をかけてくださった方には「なぜひのきしんをするのか」をお話しさせてもらおうと思いました!