災救隊 ~熊本地震出動報告~〈3〉

4月14日21時26分、九州全域に大きな揺れを感じ、震源地である熊本地方では震度7を観測。ただ事ではない事態に災救隊本部より要請を受け、福岡教区隊は4月20日より第1次隊~第5次隊、第10次隊~第18次隊として熊本県上益城郡益城町にて長期的実動を行った。本部としても初めての試みである社会福祉協議会を通じての救援活動となり、始動は駐車場整理といった手伝いから始まったが、徐々に屋根の養生、ブロック塀の解体、家屋内の貴重品出し、重機での農機具・車両の救出作業といった本格的な災救隊としての活動を展開。ボランティアセンター國本局長や被災住民の「たすけてください」との声に応えようと、懸命に救援活動を行った。
6月に入ってからは、各ブロックでの「一日災害救援ひのきしん」が結成され、災救隊の後押しをしてくださり、福岡教区挙げての救援活動となった。
震災復興に当たり、実動隊員、一日ひのきしん等、多くの方々のお力添えと、ご支援並びにお心寄せをいただいた事、厚く御礼申し上げます。

参加隊員数 196名  実動隊員数延べ 776名