災救隊短報〈19〉

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8月14日から20日まで、3班編成で「山口島根豪雨災害」の被災地に出動した。
山口教区隊が地元の社会福祉協議会と連携を行い、作業現場を選定。一般ボランティアでは作業しにくいところを受け持つこととなり、山口教区隊の指示のもと、作業地へと向かった。第1班は萩市須佐地区にある須佐大橋の真下にある谷沿いの集落。谷から流れてきた土砂と小川からあふれた雨水が軒下に届くほど、山側の板壁にたまっていた(写真)。

まずは住宅内の土砂撤去作業。すでに広島教区隊が畳を出していたので、手作業で住居内の床下から土砂をすくい上げ、一輪車で2トンダンプへ。猛暑日が続く中、熱中症などの対策をしつつ、作業を行った。
第2班は、むつみ地区にある農家の一軒家。老夫婦が住居しているが、ご主人は入院しているとのこと。隣接している作業小屋の中の土砂は、奥さんがひとりで搬出したと聞いてびっくり。隣接している裏山方面の崩壊して危険な箇所にブルーシートを養生した。「これで、雨が降っても安心して眠れる」と喜びの言葉をおばあさんからもらった。
第3班は、萩市堀田地区。住居周りの土砂撤去を行った。進入口が狭いため、キャリーカーなどで搬出。「このご恩は孫子の代まで伝えます」と感謝の言葉をいただいた。