
災害救援ひのきしん隊福岡教区隊(内田孝雄隊長)の「立教188年度教区訓練」が10月28、29の両日に宗像市内で実施され、延べ46名が参加した。
宗像市では、8月に九州北部で発生した線状降水帯による水害に伴い、広範囲にわたり浸水。幹線道路は復旧したものの、市民の生活道路は手つかずの場所も少なくないことから、毎年の訓練等で連携している災救隊が自治体より要請を受け、訓練として出動することになった。
災救隊本部から千原松之眞主事が視察に訪れるなか、初日の結隊式では、同市の河野克也副市長から挨拶を頂いた。
その後2日間にわたり、市内2カ所で実動。大穗地区では、禅宗の名刹として知られる宗生寺前の道路に流れ込んだ倒木や竹、土砂を重機で撤去。4トンダンプ10回分、3トンダンプ5回分の量を搬出した。
一方、田野湯川地区では、民家につながる林道をふさいでいた雑木等を重機と人力で撤去し、2日間で計3キロに及ぶ通行路を確保した。(報告 平木 正和)

