布教の家福岡寮 寮祭

 5月18日(火)、教務支庁にて寮祭が行われ、福岡県は緊急事態宣言発令の中に、手指の消毒、検温、換気、マスクの着用等、対策を施して勤めさせていただきました。
 まず初めに鍋山栄一郎寮長より、昨年は休寮であった福岡寮が今年は活動でき、寮祭を勤めさせていただける喜びを話されました。
 10時より祭儀式、祭文奏上、十二下りのおつとめ後、寮生の感話においては、蒋田エンリッケ善太さんが自己紹介、自身の生い立ちや入寮の経緯などを話され、「つらい日もありますが、一日一日を大切に通らせていただきたい」と決意を述べました。
 おつとめを勤めていく中に参拝者の顔が生き生きとなり、ある参拝者は「所属の教会が統合となり、その教会が遠く静岡県にあるので、この教務支庁の神殿にいつも参拝させていただき、おさづけをしていただき、足もご守護いただきまして、今では杖なしで歩けております。そのお礼で参拝させていただいております」と、おっしゃっていました。福岡寮のおつとめを通してコロナの終息、また、それぞれのおたすけのご守護を願い、それぞれ系統も違う皆さんが一手一つに勤める姿を見させていただき、これが陽気ぐらしの姿なんだと改めて感じました。
 鍋山寮長は「これからも寮生に対してはコロナ禍の中でもしっかりおたすけに専念できるように、お世話取りさせていただきます。皆さま方におかれましては、寮生に温かい励ましのお言葉を頂き、また、コロナが治まりましたら、寮祭にも参拝していただけたらと思います」と締めくくられました。
 最後に参拝者にはお下がりとお弁当を配布させていただきました。
 今年、福岡寮は2名の寮生が入寮し、コロナ禍ではありますが、日々勇んで福岡の地でにをいがけに歩いております。寮祭は毎月18日10時より勤めさせていただいております。1年間、お心寄せいただきますよう、よろしくお願いいたします。(報告 南原善行)

感 想
1年ぶりにおつとめ衣を着けて寮祭を勤めることができました。寮生さんが頑張っている姿や話を聞かせてもらうと、こちらも勇ませてもらえます。私は27期に入寮させていただきましたが、そのころから変わらずこの日を楽しみに毎月参拝される方もおられます。自教会の祭典とは違い、他系統の方とおつとめを勤める、教務支庁らしい清々しい緊張感があります。(育成員・安川正裕)