写真洗浄ボランティア〈5〉

4月21日(日)、天理教福岡教務支庁では5回目となる写真洗浄ボランティアが開催され。
東日本大震災発生よりすでに1年以上が経過。洗浄する写真も以前のものとは違い、かなり変化が現れてきた。表面の劣化が激しく、破れがひどいものが多い。アルバムなどに入っているものがなく、被災地で1枚いちまい拾われたようなものが大半を占めているように思われた。
表面をブラシで払うと、黒いカビのようなものが取れる。洗うとほとんど白くなり、誰のものか判明しないものが多い。それでも、なんとか被災地に送り届けることができるよう、丹念にやさしい気持ちで、みんな洗浄の工程を進めてくれる。
主催者からは「天理教さんで開催する会場が、環境的にも参加者的にも一番です」との言葉を頂く。一般のボランティア参加者も抵抗なく教務支庁舎に入って来られる。いろんな意味でうれしいことばかりだ。現在、洗浄できる写真もあとわずかと聞いた。最後の一枚まで心を込めて綺麗にし、被災地に送り届け、写真の持ち主の手に戻ってもらいたいものだと、新ためて感じた。

※参加者38名 (うち天理教内14名)