道の教職員の集い開催

第39回「福岡教区道の教職員の集い」が6月19日、13名が参加して教務支庁で開催された。

 まず本部布教部長・冨松幹禎先生の「人だすけができるようぼくに育てるための労を惜しまない教職員になって欲しい」との祝辞が紹介され、次に福岡教区道の教職員の集い担当・土井高徳主事より「現代は家族の絆がなくなり孤立化する中で、天理教としても家族や福祉に目を向けるべきときであり、道の教職員の集いに対しては職能集団の先駆けとして教区や支部にその見識を活かして、さらに貢献して欲しい」と祝辞が述べられた。

 総会行事の後、道の教職員の集い前運営委員長である天理大学の岡田正彦先生よりお話を頂いた。まず、来年度より夏の集いの名称を「心を育てる教職員の集い」から「道の教職員夏の集い」に変更する趣旨が述べられ、賛同された。次に、「おぢばやお道の集いでの人との出会いについて、神様が必ずしも縁のある人を選んでくださったのではなく、参加者が親神様の方を向くときに親神様の思いである兄弟姉妹としての意識(縁)が感じられるのである。また、そういう経験を一度でもすることが人生を喜びのあるものにする」と述べられた。そして、先生に現在のようなお立場になるきっかけを与えたある布教師の方のお誘いの一言に触れられ、「だめでもいいからもう一度、お誘いの声掛けをすることが相手に人生の転機を与えることになる」と締めくくられた。

 昼食後の質疑応答では、改めて天理教の教えのすばらしさが参加者から述べられた。また、この度の東日本大震災の神意についての質問に対し、岡田先生は「地震や津波に関するおさしづはなく、天理教では天罰などはない。前向きに受け取り、自分を見つめ直しなさいということはある」と述べられ、参加者からも、自然現象は説明はつかない。個人がどう受け止め、行動するかの問題である、など活発な意見が出された。